良友会について

理事長挨拶

出逢いと傾聴が人を成長させる

医療法人社団良友会理事長 社会福祉法人報恩良友会理事長 中島 良彦

我々医療者は「患者様に教わって成長する」と言われます。それは病気の治療を通して勉強させていただいていると考えられていますが、それだけではありません。患者様や利用者様との出逢いこそ、成長できるきっかけになるのです。それは患者様の職業やその中での苦労、そして人生や人生観を知ることで社会人として、人として成長できるということです。その為には相手の立場に立って一つ一つの出来事や苦労話、そして気持ちの変化を聞かなければなりません。出逢いと傾聴が自らの価値観を成長させてくれる糧になり、さらに医療人として高いレベルの医療や看護・介護の提供ができるのです。だからこそ 患者様との出逢いに感謝いたします。

医療法人社団良友会 理事長 中島 唯夫


良友会の理念

理念

副文Ⅰ

開放系の世界は、多様な構成要素がいきいきとした有機体的なシステムとしての秩序を生み出し、同一の目的に向かって、完全な機能を果たすべく、自発的意思と行動を通して自己実現を進化させ、統合の価値を創造する。

副文Ⅱ

物事の核心に迫る知性は、必ずその相手を完全価値の当事者にせずにはおかない。出逢いを通し、その相手を通して新たな自己を発見する、その価値の大きさは量りしれない。その際にもたらされる知性は、その相手と共に新たな価値を創造し、更に大き喜びを頒け合う結果を生む。システム思考の成果であり、真の主体性がもたらした成果である。

副文Ⅲ

パラドックスの矛盾が価値を生成する。それに気付く人間だけが、問題の解決者となる。善が生み出す偽善がある。真がもたらす偽りもある。美しさを装って醜くなることもある。これは主体性を喪った人間が陥る不幸であり、人生の問題、仕事上の問題につき、解決できない人の悲劇である。統合の思想はこの逆説的矛盾を解決し、強力な成果を育む力を発揮する。

良友会の目的

理念

副文

  1. 患者さまの問題は自分の問題であると受け止め、患者さんとご家族の満足度を最高のレベルで達成できるように、最高の知性、有機体思考に基づき、徹底して行動に移すことである。それは取りも直さず患者さんとご家族が目指す目的は良友会の目的であると確信し、思考し、行動に移すことである。その時その目的は目の前に厳然と達成される。
  2. 良友会は職員自らが自己革新していく組織である。自己革新とは、自分の中に秘められた新たな自分を発見する事である。即ち自己革新とは、自分にとって過去の人生を支配してきた生き方、あるいはその自分の生き方を根底で支えていた古い、稚拙な自分の価値観を自発的に転換することである。そして新しい時代のニーズに応えるために、自主的、自発的にパラダイム転換を断行することである。
  3. 有機体思想即ち統合の思想は、環境と自分を統合し、相手と自分を統合する。善と悪を統合し、敵と味方を統合する。この統合の思想、価値観を職員と共に共有し、確信し実践できる人材を育成する事が良友会の目的である。

沿革

昭和50年1月 中島神経内科医院 開設
昭和55年10月 山陽病院 開業
岡山市中区藤崎465 精神科89床 内科15床 計104床の精神病院を藤崎の地に開設
昭和57年12月 医療法人社団良友会を設立
昭和61年11月 山陽病院を115床増床し104床から219床となった。リハビリ施設も設置
平成4年10月 老人保健施設 藤崎苑を開設
平成6年4月 山陽病院に老人性痴呆疾患療養病棟50床を増床し、計269床となる。
5月 藤崎苑デイケアがスタート
平成7年3月 藤崎苑在宅介護支援センター併設
平成11年11月 社会福祉法人報恩良友会 設立
平成12年12月 ケアハウス ロータス桑野 開設
平成15年4月 良友会「理念・目的」の発表
平成23年1月 山陽病院 北病棟 完成
藤崎苑 デイケア棟 完成
3月 中島神経内科医院 閉院(山陽病院へ吸収合併)
平成24年3月 山陽病院 南病棟 完成
山陽病院50床減床し、219床となる。
藤崎苑50床増床し、142床となる。
平成24年4月 山陽病院 精神科デイケア 開設
平成24年5月 山陽病院 歯科 開設
平成30年12月 訪問看護ステーション 桑の実 開設